ぱるかたーる

アラフィフ 好きな声優は、日髙のり子と國府田マリ子。ロードス島戦記でTRPG知る。K-POPは、S#arp 장나라 LGツインズ 西武 巨人

アニメのビジネスモデル

#熱文字

「かーず氏が大学時代茶道部だったことに驚いた。」だが初恋に着物姿の女性は、いない。

 

物理メディアからの脱却

10月期アニメ「川越シングボーイズ」がDVD/BDの発売を取りやめすでに予約した客に全話収録したディスクを送付するとの発表。この報は、アニメのビジネスモデルが完全に配信に移行したのだと感じさせる。スポンサー収入で制作費を集めていた時代。OVAでパッケージを直接売る時代。制作会社が安い深夜の枠を買いパッケージメディアを販売する時代が長く続く。OVAを売る広告としてとは、いえテレビで放送しているのでテレビアニメと名乗れる。配信限定になるとテレビアニメとは、名乗りにくいのでシリーズアニメともいう。専用機としてのワープロがなくなってもワープロソフトは、なくなっていないようにテレビ受像機がなくなってもテレビ番組は、なくならないと思うけどね。配信限定でもシリーズ作品は、テレビアニメと名乗っても問題ない。DVD/BDの容量は、テレビアニメシリーズ50話以上あっても一枚に収められるらしいが。それだと1回うれば終わってしまうため1巻2話単位に小分けにしてそれだけだと商品にならないのでオーディオコメンタリーやら作品の舞台訪問、制作現場スケッチにキャスト出演ゲーム大会などの企画で埋めて商品にする。全巻揃えた特典の化粧箱など。とにかく力を入れます。

かんなぎ」「バンブーブレード」「武装錬金」「テニスの王子様全国編」は、揃えたかな。個人の録画環境が整っている現在では、とにかく付加価値をつけないと商品にならない。当然制作費もかかる。

物理メディアが売れればそれを元手に続編の制作を決める。メディアの売り上げは、絶対。そこにCDと同じ現象が訪れる。

アイドルアニメとソーシャルゲーム原作アニメである。アイドルアニメのキャストの音楽ライブとゲームのアイテムチケットが封入りされたことによりそれらが売り上げを伸ばす。当然それ以外の作品は、売れずに続編の制作もなくなった。良作がいくつもそこで終わる。それを突破して来た1部の作品もあるがそれは、もうアニメ史に残る伝説だけだ。これだけじゃダメだよね。それらを突破した作品は、劇場版に活路を見出す。「ガールズアンドパンツアー」が数年おきに劇場公開。OVAの劇場公開である。テレビの普及によって映画は、衰退すると言われていたがそのテレビがスマートフォンタブレットなどあらゆる場所、日常の場所で見られる事によって映画という非日常空間。体験が大きな武器になった。

テレビやスマートフォンは、いつでもどこでも見られるのが長所でそれが時間をとって出かけなくては、いけない映画に対する武器になっていたが。その時間をとって出かけるというのは、短所では、なく大きなアピールポイントだったのだ。だから今、新しい集客施設には、必ず映画館やら劇場やらがある。エンタメが日常にきた結果。非日常への渇望が大きく膨らんだ。

音楽ライブやゲームチケットにより「アイドルアニメ」「ソーシャルゲームアニメ」が軒並み売り上げランキングの上位に上がる。最初の方こそ物理メディアの売り上げの結果に従い続編を制作していたがある時「これはおかしい」と気付く。他にも良作があるのにメディア売り上げだけで判断して良いのか?

そこに配信が一気に流れ込んでくる。月額500円から1000円という安価で好きなだけ気が向いた時に視聴できる。音楽と同様に「商品の所有」から「視聴する権利を借りる」へと移行。モノは、残らないがどの作品をいつ視聴したかを日記につけておけばそれがコレクションになる。バンダイチャンネルでは、アニメ作品を見終わった時にマイページにバッジがつくな。黒船Netflixは、「バスタード」「どろろ」「ライジングインパクト」といったアニメ化のタイミングを逃した作品をアニメ化し原作枯渇という今の時代に新たな井戸を掘った。配信は、作品数が全てである。複数の映像制作会社が名前を連ねる配信会社には、資産がある。配信が主流になると続編が作りやすい。資金力もあるがすでにある過去作品視聴への呼び水になる。その作品を観たいからその配信社を利用する。続編が決定するとそのニュース自体が広告になって過去作品への視聴を促す事に繋がる。

契約がどのようになっているかは、知るよしもないが。「独占なのか」「無料配信しても良いのか」「数日のレンタルだけで見放題に入れないのか」契約内容によって配信社から制作会社に支払われる金額も違ってくる。その契約は、年単位、月単位で配信が続く限り収入になる。一方のパッケージは、商品を製作して販売するその1回きりだ。再生環境もなくなっている現在。売れる公算は、パッケージソフトが売れた時代は、パソコンやゲーム機でそれらを再生できたからだ。今は、再生機もない。ゲームソフトもダウンロード販売が主流になっている。

配信によってメディアの売り上げに左右されないというのは、良い時代になった。配信社の判断で作品が消される?そんなの俺たちの記憶からは、消えないよ。日記をつけて感想を書いておけばその作品を視聴したという記録も残る。今パッケージソフトもないアニメやドラマの記憶をみんな持ってるだろ?